2011年12月アーカイブ

<回路図の表現方法>

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年の瀬も迫ってここのところ寒さが厳しいですが、みなささま如何お過ごしでしょうか。

DCLUEでは毎週、社長から頂いたキーワードを元に座会というディスカッションを行う
時間を設けています。先日その中で、盗むという言葉の使い方として良い意味でもよく使われているという話題が上がりました。
これは外国人にとっては、あまり考えられないことだそうで話しが少し盛り上がりました。
確かに日本ではスポーツの世界などでは先輩の技を盗めとか、いろいろな巧みの世界でも技を盗めという言い回しは、昔から良い意味でよく使われているように思います。
これは、単に人のものを盗むというのではなく、まずは真似をすることにより、他人の良い所を研究して自分の中に取り込むという所から良い意味に使われているのではないでしょうか。
ただ聞くだけで答えを得てもそれは身に付かないことが多いし、なぜそのやり方が良いのかを自分で体感することで、良い結果を出すために物事を探求する過程が自分に力をつけていくのではないでしょうか。他人の良い所は常に謙虚に受け止め、盗んで行きたいところです。

さて、最近我が家のブームになっているのがこの“とり天”です。

 

20111228_1_yamamoto.jpg
 

言わずと知れた大分の名産ですが、旅行中に“名物とり天”の垂れ幕に引き寄せられて
寄った食堂でいただき感動しました。
作り方はそんなに特別なことはやっていないと思うのですが、大分では本当にこの“とり天”がどこで食べても美味しいです。
ということで我が家でも、いろいろとチャレンジしたので例によってちょっと自分なりの
ポイントを上げてみます。

  • 鳥モモは肉専門店などでその日にさばいたと思われる新鮮なものを使う。
  • モモのスジは細かいところまできれいにとり、さらに千枚通しや包丁の先でプツプツ指して繊維質を切る。
  • → 肉がさらに柔らかくなります!
  • 酒、ニンニク、ショウガ、醤油、塩などで下味をつけるのが一般的な様ですが、カラ揚げではないので味は薄めがいいです。好みもありますが酒、塩、ショウガだけでも十分です。
    漬け込む時間を短くしてあまり濃い味がつかないように気をつけています。
  • 天ぷらと同じで衣はあまり混ぜ過ぎない様にして、外はカリッと中はふんわりの出来上りを目指します。
  • 本場ではポン酢ダレとカラシなどが出てきますが、塩コショウやカラシのみを少し付けるだけでいただくのが私は好きです。

ということで、シンプルな料理だけに素材と揚げ方が重要ですが
やはりごはんが進む一品です。

 

<回路図の表現方法>
さて、今回は回路図の表現方法(書き方)について触れてみようと思います。
アナログ回路の場合、特に回路図の書き方というのは、規格というものは存在しないため設計者によってかなり差が出てしまいます。やはり見やすく判りやすくというのが基本ですが私が回路図を書く時に気をつけている点を上げてみました。

  1. 十字結線は行わない。
     → これは基本的なことですが、十字結線は紛らわしいので使いません。よってT字が結線となります。
  2. 信号は基本的には左から右へ進んで行く。
     → 基本的にはこのルールを守りますが、例外として図1に示す様なフィードバック回路などを含めて1ページに表現する場合、ブロック上ではμ回路は左から右への信号の流れですが、β回路は右から左に信号が流れます。このため、ブロック図に合わせて回路図もβ回路は逆の流れで書く場合もあります。

 

20111228_2_yamamoto.PNG


<図1> フィードバック回路の信号の流れ

 

  1. 枝電流を記載する。
     → アナログ回路は多くの場合、直流でのバイアス電流が存在します。
    よって、回路図に各枝電流を記載し誰が見てもバイアス電流の状態が判るようにしています。図2に示す例ではVSS側にTYP電流/MAX電流を記載しています。単位はmAですが最近は低消費電流回路が多いのでμAでも良いかもしれません。MAX電流も記載するのは変動量がチェックできることと、レイアウト時に配線電流密度のチェックに役立つからです。
  2. トランジスタの縦方向の書く位置はバイアス電圧に対応させて書く。
     → 横方向は信号の流れによりますが、縦方向のどの位置にトランジスタを書くかは少し注意します。CMOSの場合、飽和領域(バイポーラトランジスタの場合は線形領域)で使用しているトランジスタは電源電圧に対して大よそのバイアス電圧が分かるように、位置決めします。図2の右側に電源電圧を3Vとして、スケールを入れていますが、回路的なバイアス電圧の状態が見た目でイメージできるので、バイアス余裕等も確認しやすいです。
  3. 信号線は一部の直流の制御線(パワーダウン等)を除いて極力記載する。
     → 重要な信号線等もノード名で飛ばす回路図もよく見ますが、その場合、回路図を見た目でチェックすることが難しくなります。全信号配線を書きたいところですが、パワーダウンやバックゲート(CMOSの場合)などの配線を入れると接続が増えすぎて逆にわかりづらい場合もあるので回路図の内容にもよりますが、重要な接続は全て記入する様にしています。
  4. 制御ピンなどの論理表を記載する。
     → アナログ機能を制御する信号が存在する場合は、論理表を入れておくと仕様書を見なくても論理を確認できます。
  5. レイアウトを考慮して、素子を配置する。
     → 図2に相対精度が必要な素子を赤点線で囲みました。相対精度が必要な素子は回路図上も近くに配置する方が、レイアウトをイメージしやすいです。差動対トランジスタやその負荷抵抗などはもちろん近くに配置します。電流源のトランジスタなども近くに配置しますが、カレントミラーで構成されるため、電気的にはかなりの数を並列に繋ぐことができますが数については注意が必要です。
    精度を考慮した場合、物理的にある程度の数で分けた方がよい場合もあるので、この辺も回路図でチェックしたいところです。
    また、コンデンサの位置も重要な場合があります。
    雑音カットのためのフィルター用コンデンサなどは、雑音をカットしたい素子の近くに配置します。基本的に回路図通りにレイアウトすれば問題ないような回路図を目指します。
  6.  

 

20111228_3_yamamoto.PNG

 

<図2> 回路図の表現方法